2018年4月~チェコ・ドイツ・スロバキア・オーストリア・ハンガリー買い付けの旅③うかり編
こんにちは。うかりです。
前回のブログにて登場したDresdenの屋内蚤の市。お客さんも多くなく、じっくりと見て回れる蚤の市。
店主との会話が楽しめるような、とても良い雰囲気でした。
私たち好みのものが、たくさんあったお店。
さて本日は、この素敵な屋内蚤の市の後、山本と別行動の様子を綴っていきたいと思います。
3月31日(土)
ドレスデン中央駅にて待ち合わせの時間を決めた後、
私もエルベ川の蚤の市に行っていました。
あいにくの天気のためか、前回来た時に比べて出店はまばら。
それでも、やはりドレスデンには私たちの好きなものが集まっています。
数が少ない分、じっくりと見てまわりました。
手芸用品をあつかうマダムのお店にて買い付け。
この裁縫箱、取っ手の部分がゆるくカーブしていて、とても持ちやすい!
目線の先がとっても気になるウサギさんも、とってもいい味だしています。
耳にはワイヤーが入っていて曲げられるようになっている・・
DDRベアさんと、イースターのウサギさんもこちらの蚤の市でゲット。
まわり終わるころには、初めに見た出店者さんたちももう店じまいをしてしまっていました。時刻14:00を過ぎたくらい。
本当に、どの国に行っても蚤の市は午前中が勝負なんですね。
この後、山本がドレスデンに残り荷物を発送してくれる予定なので、ちかくの公園で買ったものの写真撮影。
待ち合わせ先のドレスデン中央駅に向かいます。
こういった風景は、ああ、ドレスデン~と感じます。
トラムで移動中に、サッカースタジアムの近くを通りました。
地元のチームの試合があったようで、グッズを身にまとった人々で大混雑。
サッカーを始めスポーツに疎いので、まったく知らなかったのですが
SGディナモ・ドレスデンというチームがドレスデンにはあるようですね。
公式ページ→★
日本のJリーグにあたるのが、ドイツではブンデス・リーガ、と後で山本に教えてもらいました。
広島のカープ女子と同様、やはり地元愛というのはどの国もかわらないようで、グッズに身をまとった人々が、にぎわいながらドレスデン中央駅周辺にいました。当日はニュルンベルクとの試合、結果は引き分けだったようです。
さて、15:30、待ち合わせ場所に着きました。山本と合流。
買い付けたものをざっと整理して、梱包と発送を山本にまかせます。
わたしは16:00発の地方都市へ行くバスに乗車。
ゲルリッツという都市で開催しているナイトマーケットに向かいます。
バスは定刻通り出発。
駅の片隅で必死に大荷物を広げながら段ボールに色々詰め込んでいく日本人=山本 の目の前を通り過ぎながら、私も山本も無事に今日中にプラハに戻れますように・・と祈りました。
予定通りの時刻に、ポーランドとの国境の町 ゲルリッツに到着。
むかしは現在のドイツとポーランドにまたがる「ゲルリッツ市」が存在していたようですが、
第二次世界大戦を機に、ナイセ川を境に分断してしまったようです。そんな歴史の町。
こちらは到着時に見た、ゲルリッツ駅。薄暗くなってきました。
雨もぱらぱらと降っています。
傘をさしながら、ドイツ語のサイトで見つけたナイトマーケットの情報を頼りにてくてくと歩いて向かいます。
こんな看板が出てきました。NACHT FLOHMARKT=ナイトマーケットです。
ドイツでは寒い時期、屋外での蚤の市が減ってしまう代わりに屋内での蚤の市が開催されることがあります。
そんな中のひとつの市。
ドレスデンから割と近いこともあり、今回初めてナイトマーケットというものに来てみたのでした。
こちらのゲルリッツの市は不定期に開催されている模様。
場所は、本当に国境すれすれの、小規模なホールのような場所でしたが、100近いかなというくらいの数の出店がありました。
そこまで大きな規模ではないのですが、たくさんの地元の人でにぎわっていて、すれ違うのには道を譲り合うような賑わい。
飲食ブースもあり、友達どおしや家族連れで楽しんでいます。
異国から来たとすぐにわかるような私に対しても、ドイツ語で気軽に話しかけてくれます。
ここは本当に英語が通じませんでしたが、何故か不自由しませんでした。
あまりに国境に近いので、ドイツ人だけでなく、もしかするとポーランドからも出店者や参加者がいたかもしれませんね。
1時間半ほどかけて回って、会場を出ると雨がひどくなっていました。
帰りの道から見た、ポーランド方面。国境をわたる電車が走ってきています。
国を隔てる深い森と川、ちょっとだけ不気味でした。。
バス停に向かう前に少しだけ駅の中を見学。天井が美しいです。
さて、プラハ行きのバス停にちゃんと来たはずなのですが、私の他には誰もいなくてなんとなく不安に。
とっぷりと陽も暮れてしまって、雨足も強くなってきました。
バスが来なかったら。。
雨もやまなかったら。。
街中へ行って宿を探す・・?
英語通じるかなぁ・・?
その前に、とりあえず印刷したチケットを探さなきゃ・・
と不安な気持ちになりつつカバンを漁っていると
一台のバスが近づいてきました・・
時間も15分ほど早く、行先も別の場所が出ていたので違うバスかな?と思いました。
が、私の目の前に停車したバスから降りてきた、金髪くるくるの運転手のおじさまが、
「ゆかい・・・まつばや・・・???」と、(ブラックジャックのピノコのような発音で)私の名前を読み上げたのです。
「いえすっ!!いえす!!」と、一気に不安をかき消された私は、おじさまに飛びつく勢いでうなずきます。
そのバスはプラハの先の目的地にも行くようで、その地名がバスには表示されていたようです。
よかった~とバスに乗り込み、一安心。
そして私が乗り込むとすぐに出発したので、どうやらゲルリッツからの乗車予約は私だけだったようです。
変なアジア人の予約だ、なんていって見捨てられなくてよかった・・
3時間かけて23時過ぎにプラハのバスターミナルへ到着。
宿に到着すると、山本はシャワーを浴びているところでした。
わかれた後のお互いの話をいろいろとしながら、うとうと。
明日はプラハ郊外の蚤の市へ出かけます。
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ヨーロッパを旅しながら
蚤の市や田舎町のブロカント倉庫でみつけた
古くて愛おしい小物たち
小さな小さなアトリエでうみだされる
手仕事による洋服と雑貨たち
他にはない此処にしかないものに出逢えます
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