2018年4月~チェコ・ドイツ・スロバキア・オーストリア・ハンガリー買い付けの旅⑨
こんにちは。
本日健康診断に行ってきまして、
去年より身長が0.1cm伸びていて嬉しい うかりです。
体重の方は、といいますと…
はい、私も山本と一緒にジョギングと筋トレ頑張ります!
さて、旅日記の続きです。
今回の旅で初めて訪れたスロヴァキアについて、綴っていきたいと思います。
1日の滞在で感じたことは、
スロヴァキア、謎多き国…
スロヴァキアといえば、幼いころに見たニュースを思いだします。
1993年、チェコスロバキアという国がなくなり、チェコ共和国とスロバキア共和国に分離しました。
幼いながらも、国が分離するということは大きなことだと感じた記憶があります。
ほんの30年前までは存在していた国なので
現在のチェコやスロヴァキアを訪れても「チェコスロバキア」製の古い物によく出会います。
新しく作られることはない「MADE IN CZECHOSLOVAKIA」という刻印入りの雑貨たち。
社会主義の歴史も経験したかつての国で作られた製品は、日本人である私達にとっても
不思議な魅力を持っていて、思わず手にとってしまいます。
4月5日(木)
朝、目覚ると持参していた食料で簡単に食事を済ませます。
本日の予定は、スロヴァキアの観光+アンティークショップや古本屋での買い付け。
夕方には私はブダペストへ、山本はウィーンへそれぞれ向かいます。
結果から言ってしまうと、スロヴァキアではあまり買い付けはできず観光がメインになってしまいました。
初めての土地では、仕方のないこと…?ごにょにょ…と言い訳しておきます…
荷物を預けて、初めて訪れるスロヴァキアの首都・ブラチスラヴァの散策に出かけます。
ブラチスラヴァの観光スポットはかなりまとまっていて、歩いて十分まわれる距離にあります。
まず見えてきたのは、ミハエル門。
旧市街に入るための門で、昔はこのミハエル門の他にも3つの門があったそうですが、現在はこちらのみ残っています。
旧市街に入ると、観光客でにぎわっていて
かわいらしいお土産屋さんやカフェ、レストランなどひしめきあっています。
個性的な、ギャラリーとお土産屋さんの中間のようなお店
民族衣装のお人形がこんなにたくさん!
陶器製のお花。
有名な「man at work」「チュミル像」(スロバキア語で「のぞき屋」の意味)とよばれる銅像で、
このマンホールおじさんの他にも街中にいろいろな銅像が隠れています。
旧市街を一通り見た後は、高台にある「ブラチスラヴァ城」へ
形が「テーブルをひっくり返したような城」とも呼ばれるようですが、
おとぎ話に出てくるような可愛らしい形で、白い壁にレンガ色の屋根。
私は可愛いなと思いました。
チェコのプラハ城のような規模や豪華さはありませんが
小国の穏やかな城という感じ。
お城の周りはぐるっと散歩コースになっていて、見晴らしのいい高台など景色も楽しめます。
一通り観光した後は、賑やかな中心地を離れ調べておいたお店を回ってみます。
観光地を離れると、チェコやドイツとは違った雰囲気で、
どこか物憂げというか(曇り空だったせいもありますが)
社会主義時代の面影を残したような 謎めいた雰囲気を感じる街並みが続いていました。
団地のような建物
いくつかアンティークショップにも入りましたが、お目当てのものはなかなか見つからず…
本が尋常じゃないくらい積みあがった、おそらく知る人ぞ知る古本屋。
地下にひっそりとあります。本当か疑わしい情報を頼りに行ったらありました。
入ってみると、目に飛び込んでくる本の山。
本と本の間に挟まれた初老の店主は、
突然のアジア人の訪問に「!?」という顔をし、何か険しい顔でスロヴァキア話で話してきます。
若い男性客が英語で通訳をしてくれながら、店の中を見ることを許されました…汗
「大きい荷物は床に置け」、「くれぐれも積みあがった本には触るな」とのこと…
はい、仰せのままに…と見始めたところで、ドサドサっと本の山をくずす山本…
おまえ…
店主の機嫌を損ねないように気を付けながら、その後はなんとかおとなしく見させていただきました。
頼りにしていた男性客が店を出てしまい不安と沈黙を感じながら
本の渦の中をさまよい、なんとか良さげな本を数冊選びました。
最後のお会計の時は、店主も機嫌を良くしてくれたのかニッコリ笑顔。
また再訪したら、覚えてくれているだろうか…
スロヴァキアの謎を感じる一コマ。
こちらは、アンティークショップの情報を見つけて、
広い道路沿いをテクテク歩いてきたのですが、結果何もなかった巨大なビル。
廃墟…?なのか、中に入ると薄暗く足元もおぼつかない感じ。
いくつか営業している店もあるみたいでしたが
恐る恐る進んでいくと、不良のたまり場みたいになってました…こわかった…!
ブラチスラヴァは、観光地である旧市街などは
可愛らしく整備され人もにぎわっていますが
一歩離れてみると寂れた雰囲気の残っている街でした。
ぐるりと街をまわり終わり、夕方が近づいてきます。
これ以降、山本とは土曜の夜まで別行動。
私はハンガリーの首都・ブダペストに、山本はオーストリアの首都・ウィーンに向けて、それぞれ別の場所から出発するバスに乗ります。
宿に荷物をとりに行き、途中にある「青の教会」を観光しました。
メルヘンチックなパステルブルーの教会。
この教会を見た後
それぞれの方向を目指し分かれました。
お互い無事につきますように…
バスターミナルに到着しました。
ヨーロッパ旅の中で一度はある交通系のトラブル。
時間になってもバスが来ず、電光掲示板からも乗る予定のバスの表示が消えてしまいました。
最初は状況がよくわかりませんでしたが、バスのエージェンシーから到着が遅れるというメールが届き
同じバスに乗る予定のアジア人女性と情報交換などしながら待つこと1時間半。
バスが来ました。
ブダペストへの到着がもともと夜21時近い時間だったので、ちょっと焦りましたがひと安心。
この移動で利用したのはREGIO JET。初めて利用しました。
なんとこのバスは乗務員のお姉さまがいて、コーヒーなどのサービスを振舞ってくれました。
きちんと遅延の連絡メールもきたし、サイトには遅延情報もその都度更新されておりましたので、その辺りも信頼できそうです(発着国やケースによって違うこともあるかもですが)。
その後、ブダペストに到着!
お金を下ろし、トラムのチケットを購入し、宿にも私にしてはすんなりとたどり着けました。
ゆっくり体を休めて、この日は就寝します…
と、この日から感じていたかすかな異変に、
私は気づかないふりをしていました…。
この続きはまた次回!
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ヨーロッパを旅しながら
蚤の市や田舎町のブロカント倉庫でみつけた
古くて愛おしい小物たち
小さな小さなアトリエでうみだされる
手仕事による洋服と雑貨たち
他にはない此処にしかないものに出逢えます
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